むし歯の原因
むし歯は、歯垢(プラーク)の中の細菌が作り出す酸が歯を溶かしていく病気。
ミュータンス菌などによる感染症の一種で、このミュータンス菌がつくるプラークが大きく関わっていることや、その他のいくつかの要因が重なってむし歯になることがわかってる。
最近注目されているのが「脱灰」と「再石灰化」の関係で、「再石灰化(歯にミネラルを補給し結晶化させる状態)」よりも「脱灰(酸によって歯からミネラルを溶かしだす状態)」に傾いた時にむし歯が発生しやすいと考えられている。
むし歯の原因
■ プラーク(歯垢)
口の中のミュータンス菌などの細菌が、糖質からネバネバした「不溶性グルカン」という物質を作り、このグルカンが歯にこびりつき「プラーク(歯垢)」を作る。
■ 糖質
ミュータンス菌などの細菌は、糖分を食べて乳酸を出し、プラークにたまった乳酸が歯を溶かす。
■ 歯の質
歯の質が弱い、歯並びが悪いなども、むし歯になるリスクが高くなることがある。
■ 時間
歯に歯垢がついている時間が長かったり、歯が糖質に接触する回数が多かったりすると、むし歯になるリスクが高くなる。